仙台の街に秋風が心地よく吹き抜ける季節となりました。
さて、先週末9月28日(日)をもちまして、食で東北を巡る旅の第一弾として開催しておりました「七ヶ浜フェア」が、大盛況のうちに幕を閉じました。期間中はたくさんの方々に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
今回のフェアでは、七ヶ浜が誇る香り高い「海苔」や肉厚な「わかめ」、そして意外な組み合わせで注目を集めた「ルバーブ」など、選りすぐりの食材が仙台市内のレストラン10店舗のシェフの手に渡りました。特に、海苔の旨味を凝縮した「海苔だれ」は、ご家庭でも使ってみたいというお声が多数寄せられ、七ヶ浜の食のポテンシャルの高さを改めて知る機会となりました。
このフェアが、皆様にとって身近な七ヶ浜町の魅力を再発見し、週末の小さな旅へと出かけるきっかけとなれていれば、これほど嬉しいことはありません。ご参加いただいた皆様、そして素晴らしい料理を創出してくださった参加店舗の皆様に、心より感謝申し上げます。
しかし、私たちの食を巡る旅は、まだ始まったばかりです。
舞台は宮城の海から、紅葉が美しい内陸の地へ。次なる物語の扉が、まもなく開かれようとしています。
【予告】次なる舞台は山形。「紅(あか)」を巡る秋の物語
さて、感動の余韻も冷めやらぬ中ですが、私たちはすでに次なる旅の準備を始めています。第二弾のテーマは「山形紅花フェア」です。
山形県の県花であり、かつては京の都で最高級の染料として珍重された「紅花」。その歴史は古く、美しい紅の色だけでなく、食用や薬用としても人々の暮らしを支えてきました。今回のフェアでは、この「紅花」をテーマに、錦秋に染まる山形の豊かな食文化を紐解いていきます。
山形の伝統と、シェフの新しい感性が融合した、この秋だけの特別な一皿が仙台に登場します。海から山へ。季節の移ろいとともに、東北の食の奥深さを感じていただけるはずです。フェア詳細情報をお待ちください!