「綿屋」「宮寒梅」の酒蔵でマリアージュ!バスツアー【体験レポート】

2020年7月15日

仙台駅発着のバスに乗り、宮城県北の人気酒蔵、「綿屋」の金の井酒造と「宮寒梅」の寒梅酒造へ向かいます。金の井酒造は酒蔵見学を受け付けていないのですが、特別に本ツアーのために開放していただきました。そして寒梅酒造では、今回特別に、今話題の農家の手作りオードブル「農ドブル」を寒梅酒造の社屋で、お酒と共にいただきます!地元のお酒と食材とのマリア―ジュランチが素晴らしかったバスツアーの様子をご紹介致します!

「綿屋」で有名な金の井酒造で酒蔵見学・お買い物

「綿屋」醸造元「金の井酒造」では、普段は受け付けていない酒蔵を特別に見学させていただき、三浦社長によるお酒解説&試飲をさせていただきました。試飲しながら、三浦社長にお酒の特徴や合わせる料理など、皆さん思い思いに質問しつつ、この日は、蔵でしか売っていない生酒もあり、たくさんのお土産のお酒を購入しちゃいました。宮城県の中でも早い段階から「食仲酒」として打ち出しを行ってきた「金の井酒造」。地元の水、米、その生産者との深いつながりを大切にされている話をお聞きし、お酒と食を取り持つだけでなく、「食”仲”酒」として、「人」の「中」も取り持っているのだと感じました。

農家のオードブル「農ドブル」で贅沢ランチタイム

次の舞台は大崎市。ほろ酔いで、おなかもかなりすかせた状態で伺った寒梅酒造は、ドアを開けると最高に美味しそうなご飯のにおいが…!「農ドブル」のメンバーが今か今かと料理を準備して待ってくれていました。「農ドブル」は、宮城県大崎市の生産者たちが行う「農家のオードブル」のケータリングサービス。こだわりの新鮮な食材を使った農家の味が話題を呼び、人気沸騰中のコンテンツです。
今回は、寒梅酒造さんにご協力いただき、蔵人が休憩所として使っていた建物を改装し、昨年末にできたばかりという社屋の二階が今回のランチの会場。「農ドブル」のランチが並び、「農ドブル」の企画者であるブルーファーム㈱の早坂正年さんの「いただきます!」でランチが始まります。「今朝採ってきた野菜の桶サラダです」「裏山の竹で作ったメンマ」「鳴子川の鮭を、寒梅酒造の酒粕で鮭粕汁に」といった生産者さんの解説を聞きつつ、皆さんも夢中で食べています。もちろんそこには寒梅酒造のお酒も合わせて。料理もお酒もあっという間になくなっていきました。

寒梅酒造で酒蔵見学、お買い物

大満足のランチの後は、寒梅酒造の蔵見学や座学、お買い物を行いました。杜氏が酒蔵を案内してくれ、先ほど飲んだお酒はここで作られてるのか、と感謝の念を感じました。
座学で解説をしてくださった、寒梅酒造の岩崎真奈さんのお話も、自分たちの酒蔵で米を作り、そしてそのお米で酒を造る意味や、地域とのつながりを大切にする思いが詰まっており、参加者の皆さんも心を打たれたのではないかと思います。

旅の最後はあ・ら・伊達な道の駅でお買い物

酒蔵見学が終わり、旅の最後は岩出山で人気の道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」に立ち寄りました。新鮮野菜がたくさん並んでおり、ついつい買いすぎちゃいました!「なるこりん」の野菜ジェラートも人気でしたね。

宮城の酒蔵「金の井酒造(綿屋)」「寒梅酒造(宮寒梅)」をめぐるバスツアーは、地元の人が、地元の食材と酒を造り、その想いを伝えるという、まさに「テロワージュ」で感じていただきたいことがたっぷり詰まったツアーだったと思います。「農ドブル」はなかなか個人では食べられないので、今回のツアーの参加者はラッキーだったのではないでしょうか。
宮城ではこうした酒蔵を巡る旅、「酒蔵ツーリズム」が楽しめます。今回訪れた二つの酒造はどちらも現地でのお酒の購入は可能ですので、ご興味がある方はぜひ足を運んでみてください!

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