旅の記憶は、いつも「食」とともにあるのではないでしょうか。
ふと立ち寄った港町で頬張った焼き魚の香ばしさ、雪深い里で味わった地酒の温かさ。それらは単なる味覚としてだけでなく、その土地の空気や人々の営みとともに、私たちの心に深く刻まれます。
もし、そんな東北各地の食の物語に、仙台の街なかで触れられるとしたら、いかがでしょうか。
この夏、仙台市中心部で特別な食のフェアが始まります。テーマは「東北の食の魅力を再発見し、旅に出るきっかけを」。記念すべき第一弾を飾るのは、仙台から最も近い海の町「七ヶ浜」。その後も、東北各地の魅力的な町が続々と登場します。
このフェアでは、仙台を拠点に東北の食の奥深さを発信し、実際に人々が東北各地へと足を運ぶきっかけを作ることを目指しています。仙台で東北の魅力の序章に触れ、いつかその物語の舞台へと旅立つ。そんな、食から始まる新しい観光の形が、ここから始まろうとしています。
■東北・美酒と食のテロワージュフェア 公式サイト
https://fair.tohoku-bishu-shoku-tourism.jp/
いよいよ来月、9月1日からフェアの第一弾となる「七ヶ浜編」が幕を開けます。仙台から車でわずか30分。こんなに身近な場所に、私たちの知らない豊かな食文化が息づいていました。
今回の主役は、七ヶ浜の海と大地が育んだ選りすぐりの食材たち。まず注目したいのは、皇室献上の歴史も持つ最高品質の「海苔」です。特に今回使われる「火入れ乾海苔」は、パリッとした食感と口に入れた瞬間に広がる芳醇な磯の香りが格別です。また、肉厚でシャキシャキとした食感が楽しい「塩蔵わかめ」や、その「わかめの茎」も登場。これらが仙台の名店のシェフたちの手にかかると、一体どんな一皿に生まれ変わるのでしょうか。
さらに面白いのが、野菜の「ルバーブ」。七ヶ浜で栽培されているという事実に、驚く方も多いかもしれません。鮮やかな赤い茎と爽やかな酸味が特徴のルバーブが、海の幸とどんな出会いを果たすのか、期待が膨らみます。海苔の旨味を凝縮した「のりだれ」「のりドレ」「のりマヨ」といった万能調味料も、各店の創意工夫をかき立てることでしょう。
タイ料理店が海苔やわかめをどう使うのか、カレー専門店がどんなスパイスと組み合わせるのか。和食店では素材の良さをどう引き出すのか。参加店のリストを眺めているだけで、想像が膨らみ、お腹が空いてきます。この夏、まずは仙台で、身近な宝島・七ヶ浜の奥深い魅力に触れてみてください。
■東北・美酒と食のテロワージュフェア 公式サイト
https://fair.tohoku-bishu-shoku-tourism.jp/
七ヶ浜フェアに続き、この秋以降も東北各地の魅力的な食の物語が仙台に届けられる予定です。現在は、女川、八戸、山形などを候補に、珠玉の食材とその産地を選定中。今後の発表に、どうぞご期待ください。
例えば、力強い復興のシンボルであり、ウニやホヤ、銀鮭といった海の幸があふれる宮城県・女川町。あるいは、北の豊かな海が育んだブランド鯖やイカ、心温まる郷土料理「せんべい汁」が待つ青森県・八戸市。そして、雪国ならではの食文化が根付く山形県。とろけるようなブランド牛や滋味深い野菜、美味しい地酒も忘れてはなりません。
【第1弾】宮城県七ヶ浜フェア(9/1~9/28)
【第2弾】山形県フェア(10月頃開催予定)
【第3弾】女川町フェア(11月頃開催予定)
【第4弾】八戸市フェア(1月頃開催予定)
※第2弾以降は現時点での予定であり、変更となる場合があります。
一皿の料理は、旅への招待状です。
まずはこの夏、仙台で一番近い宝島・七ヶ浜の、まだ知らない魅力に触れてみませんか?