《宮城県仙台市》東北の食文化の起源に触れて、味わい、知る。【体験レポート】

2021年3月30日

 東北の食文化の起源に触れて、味わい、知ることを通じて東北の素晴らしさを体感できるスポットを紹介する「DELICIOUS TOHOKU」、そのオンライン東北旅に参加しました。本来であれば、仙台にある「Route227s’café TOHOKU」というレストラン会場へ足を運び、皆さんと一緒にスペイン版ブイヤベース「サルスエラ」を楽しむ予定でしたが、このコロナ禍の状況でオンラインのみの開催となりました。

お届け品の開封は、宝物を開けるようなワクワク感!

 「オンラインイベントなんてテレビを観るのと一緒」と最初は冷めていた私。事務局さんからサルスエラの食材が届いても「お取り寄せと変わらないし」と、これまた冷めた気分で箱を開けました。すると一緒に入っていた封筒の中に、なぜかビンゴカード。ちょっとわくわくしてきました。

 オンラインのイベントを楽しめるかどうかは自分次第!と気分を改め、パソコンのすぐ近くにカセットコンロ、ランチョンマットにサルスエラのオレンジ色に合うような漆塗りの器まで用意して、いよいよイベントがスタート。やっぱり見た目はテレビ番組を観ているのと変わりませんでした。でも・・・

臨場感あふれるクッキングタイム

 画面上のシェフの目の前に並ぶのは、自分の目の前に並ぶ食材と同じ。しかも袋で密閉されているところまで一緒。いざスープを入れた鍋に火をつけ、シェフと一緒に調理が始まると、部屋中にいい香りが漂ってきました。三陸の牡蠣を入れ、ムール貝を入れ、どんこを入れと、においに包まれながら調理をしていると、仙台との距離を全く感じなくなるほどの不思議な一体感を感じ始めました。牡蠣を用意してくださった生産者さんの映像がパソコンに映し出され、目の前でその牡蠣がぷりっぷりに膨らみ始めると、もう食欲が止まりません!ビールが飲みたくなって冷蔵庫に走り、パンが食べたくなってきたけどコンビニに走るのは我慢し(笑)、締めにご飯を投入したくなって、またまた冷蔵庫に走り、そして冷蔵庫の隅っこに使いかけのチーズを発見!!三陸の幸でお腹がいっぱいになった上に、美味しいリゾットも食べる事が出来ました。大満足!!!

オンライン上で楽しむビンゴ大会

 パソコンが置いてあるのは2階、冷蔵庫は1階にあるので、その運動量もかなりのものだったはずです。我が家にあるビールを思う存分飲み続け、「周りを気にしなくていいのは楽だなぁ」とすっかりほろ酔い気分でイベントを楽しむ私。そんな時に登場したのが「東北6県グルメdeビンゴ」でした。

 会場に私と同じビンゴカードを持っているゲストがいて、いざビンゴが始まると他のオンライン参加の方も一緒に一喜一憂。チャットでのやり取りがまた面白い!東北6県の郷土料理が次々に紹介され、東北の食文化の豊かさを改めて知る事ができ、ビンゴが終わる頃には東北6県グルメ旅の構想まで練り始めていました。絶対本場に食べに行く!!!

 ツアーが終わりに近づくころには、お腹も心も幸せな気分で満たされていました。そしてパソコンを閉じた時の気分は、友達と外食をしてレストランを出る時の気分と一緒。「明日からまた頑張ろう」と思えました。オンライン上とはいえ初めてお会いする方ばかりだったと思いますが、一緒にオンラインツアーを楽しもうという一体感を感じた、想像をはるかに超えた楽しいひと時でした。東北の食にもオンラインツアーにも、ますますはまりそうです。

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