《宮城県登米市》日本酒と仙台牛のマリアージュを堪能【体験レポート】

2021年3月30日

女唎き酒師・早坂久美さんと行く、宮城の酒蔵バスツアーシリーズ。 今回は和牛の産地・登米で、日本酒と仙台牛のマリアージュを楽しみます。

JR仙台駅に集合、バスで登米へ

 青空が広がる最高の旅日和となったこの日。JR仙台駅東口バスターミナルから大型バスで登米に向けて出発です。バスの入り口には消毒用アルコールが設置され、2名がけのシートに1名ずつゆったり座る形で、コロナ対策は万全です。  車内では、行程についての説明後、「宮城県の酒造MAP」などの配布資料を見ながら、早坂久美さんの日本酒レクチャーが始まりました。「宮城県の蔵は800石から900石の生産量が多いです。1石は180ℓ、一升瓶で100本ですね。」といった、日本酒初心者にも分かりやすく、そして沢山の蔵と繋がりがある早坂さんならではの小話は「なるほど!」の連続です。

 

登米唯一の日本酒蔵「澤乃泉 石越醸造」にて蔵見学&試飲

 10時半、石越醸造に到着。代表の佐藤宏さん他、スタッフの皆さんに出迎えていただき、蔵に入ります。創業100周年を迎える石越醸造の特徴は、「地元産のお米」と「深井戸水源からの地下水」。仕込み水は、おかわりをする人もいたほど、まろやかでおいしい!今年の仕込みは既に始まっており、木の階段を慎重に登って仕込みタンクの中を覗き込むとフツフツ発酵している様子が見えました。今年はお米の出来がよいとのことで、おいしい日本酒ができること、間違いないですね!  蔵見学の後は試飲タイム。その後、瓶詰工場にバスで移動し、一連の製造工程を学びました。製造工程は手作業の部分が多く、丁寧に作られていることに感銘を受けました。


仙台牛のおいしさを届けたい~地元料理店と畜産農家の想い

 いよいよ、ツアーで一番楽しみにしていた仙台牛のランチの時間がやってきました。会場は割烹「若鮨」です。仙台牛の生産量の約4割は登米市で、若鮨では24年前に登米産和牛をメニューに取り入れたそう。超高級ブランド牛肉である仙台牛は、仙台に暮らしていても堪能できるチャンスはなかなかありません。しかも、生食で提供できるお店は県内で3店しかないとのこと。この日は、もも肉のお刺身、にぎり3種(生・炙り・ローストビーフ)、ローストビーフ丼という、まさに牛尽くしの贅沢メニューで、それぞれのお料理に合わせて、澤乃泉の5種類の日本酒を楽しみました。特ににぎり3種は、早坂さんから「無言で集中して味わってください」との助言があったとおり、筆舌に尽くし難い美味しさでした。

 また、ランチでは、若手畜産農家の上野さんと三塚さんが合流し、仙台牛の特徴や飼育方法などについてプレゼンいただきました。穀倉地帯である登米は、牛の餌になる稲わらが豊富で、牛糞は堆肥として田んぼに撒かれるという地域循環がなされているとのこと。牛は愛情たっぷりで育てられていて、「東京に遊びに行っても、2日目には子牛の様子が気になって帰りたくなるんです。」と話す上野さんの笑顔が印象的でした。

 

冬ならではの見どころも!定番の観光スポット「伊豆沼農産」

 ツアーの最後は、「伊豆沼農産」の直売マーケットでお買い物タイムです。看板商品の「伊達の純粋赤豚」やハム・ソーセージなどの加工品の他、地元の新鮮な野菜や果物もあります。また、伊豆沼農産は伊豆沼のすぐ近くにあり、ちょうどマガンや白鳥などの渡り鳥がやってくるシーズンのため、この日も沼では渡り鳥の姿を見ることができました。広報担当の佐藤裕美さんによると、観察シーズンは2月頃までとのことなので、皆さんも是非、この冬に行ってみてください。ヤギもいますよ。  2021年4月からのNHK朝の連続ドラマ小説『おかえりモネ』の舞台の1つとなる登米は、これからますます注目の地域になりそうです。

 

 なかなか個人では行けない酒蔵見学や生産者さんとの交流は、ツアーならではの醍醐味です。そして、早坂さん曰く「最強のペアリングは、蔵のあるところで採れる食材に合わせること」を最高の形で体験できるマリアージュツアー。どうぞ皆様もご参加ください!

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