街に息づく活気と文化。まるごと味わう八戸の旅。

2021年12月10日

朝市をはじめ、街中に人々の生きる活気や文化を感じられるまち、青森県八戸市。
今回はそんな八戸を存分に満喫するおすすめスポットをご紹介します。

ユートリー

八戸駅で新幹線を降りたその足で向かうのは、連絡通路で直結している「ユートリー」。八戸を訪れた観光客と地域をつなぐ存在のこの場所には、レストラン、宿泊施設など多様な施設がぎゅっと一ヶ所に集まっているので旅の情報収集にもぴったりです。

中に入ったらまずは「ユートリーおみやげショップ」へ。こちらには八戸エリアの8市町村の特産品やおみやげ品が約200アイテム揃っています。帰りに買うお土産を先にチェックするのもいいかもしれませんね。 そして香ばしい匂いで、「八戸にきたんだな!」と実感できる「南部せんべい焼き体験」も。他にも南部菱刺・南部裂織の体験も可能なんだそう。

八戸で行きたい場所、食べたいもの、あれこれリストアップして、旅を始めましょう。

ユートリー

■ユートリー

Bronze Grill

最初に訪れたのは、ブロンズグリル。店内に入ると一気に海外にいるような気分になってしまいます。内装もアメリカンで素敵。注文したのは一番人気のダブルクワトロチーズバーガーです。溶け出すチーズの濃厚さと、旨味がぎゅっと詰まった2枚のパテで大満足!バンズもパテも店内で焼いているという、こだわりが詰まったハンバーガー、おすすめの一皿です!

Bronze Grill

■Bronze Grill

種差(たねさし)海岸・蕪島

JR八戸線・鮫駅から海沿いを進んでみると、小さな島が見えてきます。この島は「蕪島」といってウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されているのです。見上げると「ミャアミャア」、確かにネコのような鳴声。

毎年3月から8月頃まで、3万羽から4万羽のウミネコが飛来し子育てを行います。

古くから八戸では、ウミネコは蕪嶋神社の弁財天の使いと言われ、「いい漁場を教えてくれる」と、大切にされてきました。休日は椅子をもってくつろぎ、ウミネコと戯れる姿もあちこちにみられる、八戸市民の憩いの場なのだそうです。

種差神社

■種差神社

ポケモンマンホール

そんな蕪嶋に令和3年3月13日、設置されたポケモンマンホール「ポケふた」は新たな写真撮影スポットとして人気。ウミネコにみとれて見逃してしまわないようにご注意を。

ポケモンマンホール

ホロンバイルのソフトクリーム

ウミネコとの時間を堪能したら、そろそろおやつに向かいましょう。蕪島から足をのばして葦毛崎展望台へ。 ぜひ食べて欲しいのが、青森3大ソフトに選ばれたこともあるという「ホロンバイル」の濃厚なソフトクリーム。窓の外に広がる八戸の海を眺めながらひとやすみ。地元の方に聞いたおすすめは「タコの唐揚げ」。大きめなタコがジューシーでこちらも絶品でした!

ホロンバイル

八戸ポータルミュージアム はっち

そのあとは八戸市中心部へと向かいます。平成23年(2011)にオープンした八戸の新たな観光拠点、「はっち」はシアターやギャラリーがあり、市内外のアーティストの活動の場として活用されている施設。観光の入口(ポータル)として八戸の魅力を凝縮して展示。カフェやショップもあり、さまざまな楽しみ方ができそうな施設です。イベントも多く開催されているそうですよ。

はっち

■はっち

1階はっちひろばの法霊神楽のからくり時計は、10時、12時、15時には見事な一斉歯打ちを聞かせ、はっちのシンボルの一つとなっています。

はっち

炭火焼き・海ごはんサカナヨロコブ

夕ご飯は美味しい魚料理が食べられると評判のこちらのお店へ。お店で所有している釣り船があり、現役の漁師さんがお店に何人もいらっしゃるとのことで、活気と元気いっぱいの店内。自分たちで釣り、船上で活〆した鮮度抜群の魚介類を、漁師ならではの調理法で提供してくれます。

写真はサバの炙りとお刺身の二種盛り合わせ。生のサバを味わえるのは八戸ならではですね!新鮮なので臭みがなく、脂がのっていて食べ応え十分。

炭火焼き・海ごはんサカナヨロコブ

■炭火焼き・海ごはんサカナヨロコブ

館鼻岸壁朝市

八戸の夜を楽しんだ翌日は毎週日曜早朝のお楽しみ、館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)へ。全長約800メートルにわたって300前後程の店が並び、毎週数万人が訪れるという朝市は青森県内・東北はもちろん、国内でも最大級の規模です。

イカやサバをはじめとした、八戸自慢の海産物、採れたての野菜や果物、手づくりの総菜から雑貨まで、ありとあらゆるものが並び、街の活気を感じられます。イートインスペースがあるお店も多いので、その場であたたかい「八戸せんべい汁」を味わうのもおすすめ。

館鼻岸壁朝市ほや

館鼻岸壁朝市

館鼻岸壁朝市

謎の館鼻岸壁朝市”公認”(こないだ認定されたばかり!)キャラクター「イカドン」。眉毛の「八戸」額の「湊」の文字がインパクト大。「晴れた日の朝市であえることが多いですよ!」と地元の方に教わりました。

■館鼻岸壁朝市

八食センター

八戸港で水揚げされた魚介類や地元の新鮮な野菜、県南地方のおみやげもそろう大きな市場。全長170mの施設の中に、約60店舗のお店がずらりと並んでいます。ここでのおすすめは、「七厘村」。買ったばかりの新鮮な魚介類や食材を、市場の中の七輪で焼いて食べるなんてなかなかできない体験です。ホタテや魚、隣の人の網の上もちょっと気になるお昼ご飯の時間です。

八食センター

■八食センター

八戸ブイヤベース

日々新鮮な魚介類が水揚げされる、八戸市。その種類の豊富さを生かした料理が「八戸ブイヤベース」です。(詳しくはこちら)ブイヤベースは使う魚が多い程美味しくなる、という特徴もあり、魚介のうまみを余すことなく楽しめる点も八戸にぴったり。

毎年2月~3月には「八戸ブイヤベースフェスタ」が開催され、市内外十数店で、ぎゅっと濃縮された八戸の魚介の味わいをご堪能いただけます。

八戸ブイヤベースのルール

①八戸産の魚介類をふんだんに使用!

地元八戸港に水揚げされる魚介類を最低4種類以上使います。野菜(ハーブ類、にんにく、トマト等)も地元産のものをできるだけ使います。

②八戸流は二度おいしい!

まずはスープ料理として具材(魚介類)をそのまま楽しみます。その後、スープを活かした各店ごとに異なる、オリジナルの「締めの一皿」を楽しみます。魚介類もスープも「一皿で2度おいしい」のが八戸ブイヤベースの楽しみ方です。

(HPより)

■八戸ブイヤベース

八戸横丁

八戸市のいろいろなスポットをみてきましたが、八戸市中心街に8つの横丁があるのはご存知でしょうか? 昭和の風情がたまらない雰囲気の横丁には美酒・美食が集まり、毎夜活気を見せています。100軒以上あるというお店ひとつひとつの個性を楽しみながら、ちょっと一杯。

徒歩で回れば20分くらいのコンパクトさも魅力。

八戸横丁

一泊二日の八戸案内、いかがでしたでしょうか。美味しいものや楽しめる場所もたくさんありますが、なんと言っても八戸で出会うみなさんの活気に溢れた姿が、食事をより美味しく、景色をより魅力的に感じさせてくれたんだなと思う旅でした。二度、三度と訪れたくなる街、八戸。ぜひ足を運んでみてくださいね。

■八戸横丁

協力:VISITはちのへ https://visithachinohe.or.jp/

 

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