《福島県郡山市》鈴木農場の郡山ブランド野菜とフレンチの重鎮 田代シェフとの饗宴【体験レポート】

2021年12月14日

鈴木農場の冬の畑と郡山の空

秋らしさが深まった2021年11月23日、福島県郡山市で日帰りバスツアー「【鈴木農場】Special Food Camp!郡山ブランド野菜 誕生の地「一本の水路」~安積疏水物語、そして フレンチの重鎮 田代シェフとの饗宴」が開催されました。

前日は冷たい雨と風に見舞われましたが、当日の朝にはすっかり雨が上がって一安心。太陽がまぶしく輝き出すと、真っ青な秋空に大きな虹が架かるという、粋な空の演出でFood Campがスタートしました。

 

畑は笑顔あふれる「ドリームランド」!思い思いに畑を楽しむ

トラクター

鈴木農場ドリームランドのマップ

今回のFood Campは遊び心満載!たくさんの「郡山ブランド野菜」を育てる鈴木農場さんの畑を「鈴木農場ドリームランド」と銘打ち、この日限りのテーマパークが開演されました。

鈴木農場の畑と看板

ももたろうを剥く人

広大な畑を「ヨーロピアンベジカントリー」、「蕪LAND」など5つのエリアに分け、各エリアではドリームランドのクルーとして鈴木農場のスタッフがお出迎え。目の前で野菜の皮をむいて試食させてくれたり、野菜の説明やおいしい食べ方などを教えてくれたりしました。

畑でのふれあい

鈴木さんと田代シェフ

フレンチ界の重鎮「ラ・ブランシュ」の田代シェフ、鈴木農場代表の鈴木光一さん、四代目の鈴木智哉さんを「鈴木農場ドリームランド」のキャラクターに位置づけ、ランド内で会えたら、一緒に記念撮影やおしゃべりできるというお楽しみつき。みなさんとても気さくで、気軽に参加者とふれあっていました。

大根の皮むき

大根丸かじり

鈴木さんが、つい今の今まで土の中で生きていた大根を引っこ抜き、その場で皮をむいて丸かじりさせてくれました。かじった瞬間、あまりのみずみずしさに大根の水分がはじけ出します。まるで梨のような食感と甘さに驚き、夢中で何口も丸かじりしました。野菜が生きている場所で野菜を食べる。食の原点を楽しく感じ取るひとときでした。

鈴木農場の畑を散策する参加者

畑の過ごし方

にんじん

畑に関すること全てがアトラクション。ドリームランドを満喫するために、順路や時間配分はありません。それぞれが気の向くまま自由に過ごしていました。自分で収穫した野菜を高々と持ち上げる人。畑の真ん中を通り抜けて次のエリアへ向かう人。椅子に腰掛けて風を感じる人。野菜をかじりながら鼻歌で歩く人。畑のどこを見渡しても、参加者のキラキラした笑顔であふれていました。

鈴木農場の冬甘菜(白菜)

冬甘菜の試食

田代シェフが惚れ込んだ郡山ブランド野菜のキャベツ『冬甘菜(ふゆかんな)』の試食もありました。茹で上がるそばから「甘い、甘い!」と手が伸びます。用意された小皿などおかまいなし。みなさんは先ほど畑で見た冬甘菜を思い浮かべながら、味の答え合わせを楽しんでいるようでした。

 

冬甘菜発祥の場所でハウスダイニング

入り口メニュー

テーブル飾り

ダイニングテーブルを豊かに彩るのは「鈴木農場ドリームランド」の野菜たち。おめかししたようにツヤツヤと輝いていました。

乾杯

青空の下ではなく、ハウスの中にセッティングされたダイニング。その理由は、『冬甘菜』の苗がまさにこのハウスから誕生したからとのこと。冬甘菜が生まれたこの場所で料理を味わってほしいという思いからだそうです。「冬甘菜誕生の場所」という“特別”を感じながらの乾杯でランチタイムが始まりました。

料理

料理(りんごタルト)

鈴木農場の野菜は、田代シェフによって、色鮮やかで気品すら感じるフレンチ料理に仕立てられました。

参加者に料理の感想を伺うと「生で食べたものと、火を通したもの、同じ野菜なのに別のものみたい!どちらもとっても美味しい!」と、違いを楽しんでいました。

冬甘菜の料理

蕪のコンフィ

シェフによると、野菜そのものの味を活かすため、岩塩やオリーブオイルなどでシンプルに味付けしたとのこと。計算され尽くした技術によって、甘みと旨みが引き出された野菜は、畑から口に運ばれるまでの“つながり”を感じる味わいだったことでしょう。

ワインと料理

サングリア

この日のためにセレクトされたワインも料理を引き立て、花を添えました。福島県内各地のフルーツを使ったドリンクでダイニングはさらに華やかに。参加者はソムリエさんによるペアリングを楽しんでいました。

 

楽しさはまだまだ続く!「ドリームランド」からの贈り物

マルシェ

マルシェでの買い物

ランチの後には、この日だけの特別なマルシェが開催されました。畑やダイニングで、見て触れて食べたおかげでしょうか。参加者はめずらしい野菜たちをなじみの野菜のように手に取り、鈴木農場のスタッフや田代シェフに美味しい食べ方を聞いていました。「冬甘菜」は今日の思い出と共に持ち帰り、マルシェで選んだ野菜は発送のためにスタッフへ預けて「鈴木農場ドリームランド」は閉園しました。

ギフトカード

鈴木農場の野菜詰め合わせ

翌日、野菜が参加者のもとへ届きました。箱を開けると、自分たちが選んだものの他に「鈴木農場ドリームランド」の野菜がたくさん入っていたそうです。マルシェで選ぶ楽しさを感じ、届く楽しさも感じる。食べて野菜は無くなっても、ずっと心に残るFood Campになったことでしょう。

 

あたりまえの中に特別があるFood Camp

畑

鈴木さんの野菜は、出荷時に取り除かれる葉っぱの先ですら、しっとりとやわらかいものばかりでした。土作りから野菜を育て上げるまで、どれだけの努力と試行錯誤を繰り返してきたのでしょう。

そんな鈴木さんが「あ~、気持ちいいなぁ。普段は職場の畑が、どうして今日はこんなに気持ちいいんだろう。」と、しみじみ仰っていたのが印象的でした。

 

きっと、鈴木さんにはあたりまえの場所に、参加したみなさんが“特別”を見つけて、楽しんでいたからかもしれません。土を感じ、風を感じ、野菜を食べて喜ぶ姿。畑を楽しむキラキラした笑顔であふれていたからでしょう。

そして、野菜の良さを最大限に引き出した料理を参加者の口へ届けた田代シェフ。野菜のおいしさがどれだけ特別なものなのか、たくさんの人が感じたはずです。

誰かにとってのあたりまえが、他の誰かの特別であることに気付いたFood Campでした。

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