仙台市中心部から車で30分ほどの距離にある秋保。東北屈指の温泉郷である秋保は、今、カフェなどの新しいスポットが続々と登場しているホットな場所。1泊でも日帰りでも楽しい秋保をクルーズしましょう。
秋保までは、JR仙台駅前もしくは地下鉄広瀬通駅から仙台西部ライナーを利用し、秋保・里センター前で下車します。
4月から11月の期間であれば、秋保・里センターのレンタサイクルを利用すれば、ぐっと行動範囲が広がります。
秋保・里センターからは、自転車で秋保工芸の里へ。埋もれ木、仙台箪笥など、それぞれ異なる伝統工芸の工房が9つ集まった集落で、その手仕事を間近で見たり、さまざまな体験も行うことができます。中でも注目なのが「玩具庵こけし屋」。かわいらしいこけしが大人気で、新作の発売日には行列もできたほどなのだとか。旅の思い出にひとつ買い求めてはいかが。
秋保工芸の里を後にしたら、秋保・里センター周辺の湯元地区へ。湯元を流れる名取川に侵食されてできた巨大な奇岩が迫りくる磊々峡は、仙台市内屈指の名勝です。覗橋の上下流両サイドに遊歩道も整備されており、お散歩にはぴったり。
さらには、覗橋の欄干から眺めることができるハート形の岩のくぼみは、恋愛のパワースポットにもなっています。
所在地:仙台市太白区秋保町湯元40
磊々峡を眺めたら、「アキウ舎」でランチタイム。レストランとしてだけでなく、秋保の新たなツーリズムの拠点施設ともなっているスポットで、展示会やライブなどのイベントも行われています。季節の滋味あふれる野菜をたっぷり使用したランチで、心と体にエネルギーチャージをしましょう。
お腹がいっぱいになったら、秋保ワイナリーでカフェタイム&ショッピング。グラスワインを傾けながら、目の前に広がるぶどう畑を眺めつつ、午後のひと時を優雅に過ごしてみるのもおすすめ。
ショップでは、自社醸造のワインや、ワインのお供にぴったりのフードも多数取り揃えています。ほんのり頬が赤らんでほろ酔い気分になったら、宿にチェックインしましょう。
宿をチェックアウトしたら、「主婦の店さいち」へ。お昼までには売り切れてしまうこともある超人気のおはぎを買い求めます。あんこたっぷりの、昔ながらのおはぎは、今や全国にその名を知られるほどの秋保名物。添加物が一切なく、日持ちしないのでその日のうちに食べましょう。
所在地:仙台市太白区秋保町湯元薬師27
電話:022-398-2101
営業時間:9:00~19:00
定休日:第2・4水曜(祝日の場合は営業)
秋保1泊2日旅の締めくくりは、秋保ヴィレッジへ。地元の生産者が持ち込んだ新鮮な野菜は、価格もリーズナブルで大人気。土日は、この野菜を求めてやってくる買い物客もいるほど。お茶エキスを使用した広い足湯もあるので、最後に秋保の湯につかってから家路についてはいかが。
自家用車やレンタカーを利用しての秋保日帰り旅。
まずは、仙台市在住の画家・佐々木正芳氏の作品を展示する「秋保の杜・佐々木美術館&人形館」へ。強いメッセージ性を持つ絵画の数々に圧倒されながらも、胸の奥に“何か”を感じることができるはず。
美術館を後にしたら、木の家へ。うつわ館では、宮城の作家作品や全国の焼き物を中心にバラエティーに富んだ普段使いの器がずらり。珈琲館では、カフェタイムも楽しむことができます。
また、隣接する天守閣自然公園では、見事な日本庭園を散策したり、足湯でのんびりしたり、日帰り温泉も楽しむことができます。
ランチタイムは、本格石焼ピザが楽しめるDottore(ドットーレ)へ。天然酵母を使用した絶品ピザに舌鼓を。昔の“醫院”を改築したというレトロな雰囲気の店内の内装もキュートです。
自家用車やレンタカーで秋保を訪れたのなら、少し足を延ばして国指定の名勝のひとつに数えられる秋保大滝や、1300年で2人しか成し遂げたことのない「大峯千日回峰行」の荒行と9日間「飲まず、食べず、寝ず、横にならず」の四無業を満行した塩沼亮潤大阿闍梨のいる福聚山 慈眼寺などを訪ねるのもおすすめです。