宮城、山形のお土産に!日本酒ワンカップのラベルデザインの世界【旅のヒント】

2020年9月30日

“日本酒が大好きなおじさんが飲むもの“というイメージが強い「ワンカップ」。しかし今では味わいだけでなく、そのデザインも実に多彩。その土地のゆるキャラが印刷されたご当地ワンカップは、お土産としても人気が高まっています。ワンカップを“ラベルで選ぶ”という新しいポイントを加えて、個性豊かなラインナップの中からお気に入りを探してみませんか?今回は宮城、山形のお土産にぴったりな日本酒ワンカップを紹介します。

〈宮城編〉

米どころ・宮城ならではの美酒の数々。その中から3つのワンカップを選りすぐりました。

 

・澤乃泉/石越醸造株式会社【宮城県登米市】

カップにデザインされたのは、羽を広げて悠々と空を飛ぶ白鳥。冬にシベリアや北極圏から飛来する美しい姿や、伊豆沼で優雅に過ごす姿が描かれています。こちらは宮城米「まなむすめ」を使用し、丸みのある、ふくよかな甘みが特徴。さらにコメの強い旨味が後を引き、おいしさを際立たせます。

・蔵王/蔵王酒造株式会社【宮城県白石市】

力強く書かれた「蔵王」の二文字が、ガツン!と強く印象に残るワンカップ。揺るぎない信念を胸に秘めた、杜氏たちの勇ましさと力強さが感じられるようです。しかしながら味わいはスッキリと上品。そのギャップに胸がときめきます。

・特別本醸造酒 ホヤぼーやカップ/株式会社角星【宮城県気仙沼市】

宮城県気仙沼市の観光PRキャラクター・ホヤぼーや。こんなかわいらしい表情をしたホヤぼーやと一緒に日本酒を楽しめるなんて、至福のひと時がより格別な時間になること必至です。口当たりは軽く、味わいはフルーティ。そしてキリッとした後味が、“もうひと口“へと続くおいしさを届けてくれます。この可愛さなら女子へのお土産にもいいかも!

 

〈山形編〉

宮城と同じく、やはり米どころの山形は、日本酒どころとしても有名です。山形で見つけた個性豊かなワンカップラベルのデザインからは、風土と伝統を感じるものがたくさんありました。

 

・米鶴/米鶴酒造株式会社【山形県高畠町】

ラベルにデザインされたのは、艶やかな衣装を来て「花笠踊り」を踊る女性の姿や競技スキーをする人たちの姿、そして様々な形をした雪の結晶。山形の歴史や風土の豊かさが感じられます。そして、淡く黄色味がかった酒は優しくまろやかな味わい。女性のワンカップデビューにはぴったりな一杯かもしれません。

・秀凰/秀鳳酒造場【山形県山形市】

「フルーツ王国」と呼ばれる山形らしい、サクランボが描かれたこちらのワンカップ。フォトジェニックでかわいらしいデザインは、飲んだ後のグラスとしても長く愛用できそうです。味わいは軽やかで飲みやすく、それでいて甘さの中にしっかりと米の旨味を感じられる贅沢な一杯です。こちらも女子へのお土産として受けそうな一杯。

・錦燗カップ/後藤康太郎酒造店【山形県高畠町】

山形の県花である「紅花」をポップかつレトロなデザインとしてレイアウト。素朴でありながらもアーティスティックな雰囲気が漂うデザインが目を引きます。また、喉の奥までぐっと突き抜けるような強いキレが特徴。辛口特有のキリリとした味わいが癖になります。

・羽前桜川/株式会社野沢酒造店【山形県小国町】

プリントされているのは、コミカルな男性2人が魚釣りを楽しんでいる様子。清流・小国川のアユ釣りの様子でしょうか? うまく魚を釣ることができていないようなその姿がかわいらしく、カップを眺めるたびに微笑ましい気持ちになります。ふわっと広がる香りと、ふくよかな味わいが特徴。甘口の中にある爽やかな酸味もバランスよく、気がつくとスルスルと飲み進めてしまう一杯です。

 

宮城、山形のおすすめのワンカップを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?お気に入りは見つけられそうですか?

コンビニやスーパーだけでなく、お土産店や道の駅、パーキングエリアなど、どこかひっそりと陳列されているワンカップ。ラベルのデザインを入り口にしてみれば、お土産の選び方も、お酒の楽しみ方もグッと広がるはずです。「今日はお気に入りのワンカップで晩酌を」。そんな素敵な日本酒の楽しみ方を、ぜひ体感してみてください。

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